エメラルドは最も美しく、最も深く、即最も素晴らしい緑色ちエメラルドグリーンの宝石です。たとえ包含物を含んでいたとしても、高品質の物はダイヤモンドよりさらにいっそう貴重です。エメラルドは旧約聖書時代よりも古くから名だたる権力者達の愛する宝石として力を与えてくれる美しい石として崇敬されてきました。産地はコロンビア、ロシア、ブラジル、ジンバブエ、インド、マダガスカル等です。その中でも80%はコロンビア産です。しかし、近年産出量が激減しており、絶対量は 品薄状態になってしまいました。

エメラルドを評価する際の重要なポイントは主に3点。このうちカラーは最もな要素で、色合いは濃すぎても薄すぎても黒すぎてもいけません。

カラー
エメラルドの最高の色は、青がかった緑色の物とされています。黄色が混ざっている緑色の物も評価は高いですが、黄緑色の物や茶色ぽい色の物は評価が下がります。

色は濃い物の方が評価が高くなりますが、色が黒っぽくなっているものは評価が下がります。純粋な青色と緑色、褐色がかった赤色だけで色が濃くなっている物は高い評価を得ています。

透明度(内包物)
内包物は少なければ少ないほど評価は上がります。また輝きは、曇りがなく、透明度が高い物の方が美しく、評価も高くなります。しかし、エメラルドの緑色はベリルの中の内包物により生まれているものであり、内包物のまったくないエメラルドは存在しないので、美しさを損なわなければ評価を極度に下げる事ありません。

カットと輝き(照り)
良いカットとは、上部から入った光をどこにも逃さず上部へ跳ね返すバランスのよさによって決まります。また、エメラルドが始めから持っている性質、力強く輝く力の良し悪しによって輝きが違ってきます。照りの悪い物は、たとえカットが良くても輝きが鈍くなります。またカット面の良し悪しによっても輝きが違ってきます。

キズ
エメラルドは比較的、内包物が多い石です。当然のようにある内包物をヨーロッパの人々は中庭と呼ぶくらいです。しかし表面につながるキズは破損を招く場合がありますので購入は避けた方が良いでしょう。

エンハンスメントについて
エンハンスメントとは、天然の宝石に人間の手が加えられ、色等を変えているという意味です。エメラルドの鑑別書には、手が加えられている場合、エンハンスメントの記載があります。この記載をエメラルドに行なわれるようになった理由は、すべてのエメラルドに手を加えてあるわけではありませんが、オイルに付けておくことが行なわれています。この為に、上記の記載が行われるようになりました。