サファイアの評価方法の基本となるのは色、透明度、輝きの3点です。この中で色が最も重要とされています。色が濃ければ濃いほどは評価が高いのですが、最高の色を通り過ぎ黒くなってくると評価は下がっていきます。

内包物に関しては、無傷のサファイアはないといえるほど多いので、美しさを邪魔していなければあまり神経質になる必要はないでしょう。むしろ天然サファイアの証といえます。

カラー

ブルーサファイア

サファイアの最高のカラーはコーンフラワーブルーという色です。矢車草(コーンフラワー) の花に似た深く柔らかい青色に輝くことから名づけられました。インド・カシミール地方で産出される良質なサファイアに多かったのですが、今ではなかなか産出されません。

現在市場に安定した供給がされているのはスリランカ産サファイアです。一般的にやや色が薄いものの、透明度が高く輝きの点で優れているのが特徴です。

ミャンマー産ブルーサファイアは濃いブルーが特徴でナチュラルなものが多かったのですが、現在は貴重な宝石になってしまいました。

マダガスカル産サファイアはカシミール産に近い特徴を持っていて、タイ、オーストラリア産のサファイアは共に黒味をおびているのが特徴です。

ファンシーカラーサファイア
サファイアにはブルー以外にもピンク、オレンジ、イエロー、ゴールデン、グリーン、そして無色のホワイトサファイアまでさまざまな色のバリエーションがあります。純粋なその色の物は、それぞれ評価が高いです。中でも最も稀少価値が高いのはパパラチア。スリランカ語で「蓮の花」という意味で、ピンクとオレンジの中間のいった色合いです。
これらのカラーサファイアは主にスリランカやマダガスカルで産出されています。

透明度(内包物)
透明度は、石の中に内包物やキズが少ない物の事です。また、色がくすんでない物の方が透明度は高くなり、評価が高くなります。一般的に透明度が良く柔らかい色合いでありながら、力強い輝きの石は美しく、評価も高くなります。

カットと輝き(照り)
良いカットとは、上部から入った光をどこにも逃さず上部へ跳ね返すバランスのよさによって決まります。また、サファイアが始めから持っている性質、力強く輝く力よっても輝きが違ってきます。照りの悪い物は、カットが良くても輝きが鈍くなりますが、カット面の良し悪しによっても輝きが違ってきます。

エンハンスメントについて
エンハンスメントとは、天然の宝石に人間の手が加えられ、本来具備されている資質を向上し、色等を鮮やかにするいう意味です。サファイアは地中の温度で色が青色等に変化しますが、地中の温度が低い場合色が変化しません。このようなサファイアの色を良くするために、サファイアを高温で焼きます。

トリートメントとはその石に資質が無いにもかかわらず、無理に色などを変えたもののことです。

エンハンスメントは石の評価はアップしますが、トリートメントに関しては評価は上がりません。